Journal Hinoko Ameno

新米かあさんの記録です

床から80センチの世界

 
 
掃除は好きですが 片付けは大の苦手です。
 
冷蔵庫の奥から乾燥してカラッカラなゴボウがでてきて友人に爆笑されるし 綺麗好きの友人が わたしの部屋に驚き 勝手に掃除をはじめることも。
 
しかし大学3年生くらいからミニマリストの精神が宿ってきました。
そのときに手に取ったお片付けの こんまりさん の本の影響もあるし、なにより専攻していたグラフィックデザインの影響が大きいです。
わたしが認知している「デザイン」とは最低限の要素でベストな物事を構成することだと思っています。
視覚的ではなく精神的に すべてがベストで無駄ないことです。(デザイナーがデザインのために 意図的に「散らかす」ことも無駄がないという意味に含まれます。)
 
 
同調した夫とふたりでベストな、片付けの手間が極力少ない家を保ってきました。(それでも服、脱ぎっぱなしにしますよ わたし)
 
 
 
やがて妊娠して いろいろな物を所有する必要がでてきました。
いままでの大人だけの生活用品じゃまかなえない物品を所有することになります。
 
小さな住人をお迎えするために
衣類、オムツに哺乳瓶、それを収納する場所や清潔を保つ道具。抱っこ紐にベビーカー、赤ちゃんとの生活をちょっぴり楽にしてくれる道具。
 
選んだ全ての品が その子の気質に マッチするとは限らないので(販売サイトで高評価な商品であっても…!)
購入はまるでギャンブルでした。レンタルという手段もありますが。物選びはたくさん失敗しました。やっぱ違う、やっぱ違うの繰り返し。
少しでも楽になりたいから 余剰な物品もたくさん買ったり 売ったりしました。すべてわたしたちの都合で、赤ちゃんが欲しいのはおっぱいだけで、物が欲しいなんて 彼はちっとも思っていないんですがね。
 
 
 
 
 
赤ちゃんじゃなくなった息子。
 
歩き回る小さな住人の身体や動線に合う家具は、ほしいです。
うちには台所を除き、棚すらないから。
 
 
夫と一緒に わたしたちのライフスタイルと 息子との生活を どう馴染ませていくか 試行錯誤しています。いまのところ玩具は贈り物とレンタル、手作り。
 
 
住居空間は上下二層の生活空間がある、ような感じが心地よい。
 
 
大人の目線においては そのままで
小さな住人の世界 床から80cm程度の世界は 彼の世界。
 
 
床から80cmの世界は小さなギミックを散りばめた 小人の通り道に。
 
 
 

 

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